2016.8.24

ジスロマックはカビの感染症にも効果がある?

病原微生物には細菌やウイルス、真菌と呼ばれるカビ、その他に原虫といったものがあります。ジスロマックが作用を示すのは、主に細菌による感染症であり、真菌や原虫による感染症には一切効果はありません。また、ウイルスによる感染や風邪といった一般的な症状には効果がありませんが、免疫力が低下することで細菌による二次感染が起こる可能性があるため、予防のために処方されることはあります。ジスロマックはアジスロマイシンを有効成分としたマクロライド系抗生物質で、細菌の発育を阻止することで抗菌作用を示しますが、抗炎症作用も認められていることから、気管支炎などの炎症を起こす症状にも用いられることがあります。強力な抗菌作用を持っているため、体内に害を及ぼす細菌だけでなく、善玉菌なども退治してしまうため、胃腸の調子が悪くなり、下痢や腹痛、胃の痛みなどの副作用が起こりやすくなっています。抗生物質は体内で代謝するためにかなりの体力を必要とするため、ジスロマックを服用して治療を行うと免疫力が低下しやすい傾向にあります。同時に善玉菌が退治されるため、真菌類が活性化しやすい環境となり、カンジダなどが発症しやすくなります。ジスロマックはクラミジア、淋菌の性感染症の治療によく使用されますが、治療中にカンジダが発症したという人はこれが理由となります。感染するようなことはしていないのに変だなと思った人は、心配することはありませんので気にせずカンジダなどの治療を進めましょう。ジスロマックでは真菌に対する効果はないので、治療するには抗真菌薬が必要となります。カンジダを発症した場合は、再び病院で検査を受け、真菌用の治療薬を処方してもらうようにしましょう。